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2011年11月19日

ありがとうの気持ちを伝える

「ありがとう!」日頃よく使う言葉ですよね。
家族や友人、職場の同僚、先輩後輩、自分と関わるかたに、助けられたり、お世話になったりいろんな場面で伝える感謝の言葉です。
ときどき感じるのですが、「ありがとう」の気持ちを伝えることが結構むつかしいと思いませんか?言葉だけで足りない時もあるし、贈り物で補えない事もある。相手に自分の気持ちを伝える事は「ありがとう」に限らず難しいことです。

石垣市商工会が事業展開している「いしがきブランディングプロジェクト」では、「ありがとう」の気持ちを伝えるツールとして「アトム通貨」(地域通貨)に取り組んでいます。
ありがとうの気持ちを伝える

「地域通貨」はヨーロッパに代表される世界的な経済危機や3月の東日本大震災後、再度注目されつつありますが、そのメリットのひとつに地域コミュニティーの活性化が挙げられています。
ただ「地域通貨」には難しそう、手続きが多い、利用する場が少ないといったイメージが先行し、成功例も少ないのが現実です。

そんな中出会ったのが、早稲田高田馬場の商店街が発祥の「アトム通貨」ありがとうの輪をつなげるサンクスマネーです。
「誰かに何かをしてあげたい」「何かをしてくれて人へ感謝を伝えたい」という思いを応援する仕組みです。例えば地域の公民館単位での敬老会や、新年会、お祭りの時、小学校のイベントで頑張った子供たちに、ビーチクリーンや大掃除の時にお手伝いしてくれた方や参加者へ配ったり、いろんな「ありがとう」を伝える仕組みが考えられます。

しかも「地域通貨」ですので、使えるのは地元の事業所。地域内で経済が循環する地産地消的な意味合いもあります。
新しい提案としては、子供たちのお年玉にアトム通貨はどうでしょうか?新年の改まった気持ちの中、親戚や知り合いの子供たちに、新しい「ありがとうの気持ち」を伝えてみようと思います。

琉球新報コラム「南風」11月18日掲載



Posted by ひらまこ at 06:57│Comments(0)
 
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